前回の記事では無痛分娩のメリットやデメリットについて触れました。

そんな無痛分娩ですが、どこの病院でも出来るというわけではありません。
専門の先生がいる病院でしか受け入れを行っていません!!
くめこが病院を決めた際のポイントは3つありました。
今回は無痛分娩を考えている妊婦さんがどんな風に病院を選んだらいいのかを紹介したいと思います。
[無痛分娩] 無痛分娩推奨の院であるか
やっぱりなんといっても大切な赤ちゃんと自分の命がかかっているので、
病院自体のカラーも大切なポイントになってきます。
たいていの病院は、無痛分娩は希望者のみ、というところが多く、
自分から言わないと教えてくれない、なんてこともよく聞きます。
更に、普通分娩推しの病院だと、無痛分娩を希望していると伝えても、
特別な理由(母体の状態を見て、無痛でいくのがいいと医師が判断した場合)以外は
普通分娩を勧められた、という事例もあるそうです。
私が選んだ病院は、無痛分娩を推奨している病院だったので、初めから
無痛分娩の希望を聞いてくれました。さすが推しているだけあり、
専門知識のある看護師さんが多かったり、もちろん複数いた先生、
全員が無痛分娩に対応できるということでした。
[無痛分娩] 緊急時の受け入れ体制
さて、お産はいつなんどきやってくるか、予測不能です!
出産予定日より早いこともあれば、遅いこともある。
私が通院していた病院では、無痛分娩を計画分娩で行うとのことでした。
つまり、出産予定日をあらかじめこの日!と決めて、その日に入院して出産する、というものです。
計画分娩では、母体の状況を見て、陣痛促進剤で陣痛を促し、出産します。
無痛分娩は、麻酔を使った特別な出産方法なので、万一の場合に備えて、
専門医が沢山いる昼間に行うということでした。
しかし、万一陣痛が計画日以外にやってきても、常駐している先生が全員無痛分娩に
対応できるので、安心でした。
無痛分娩ができる病院でも、担当医がいない時間に陣痛がきたので、
普通分娩で出産した、という例があると聞いたことがあったので、
こういった点も病院選びのポイントになりました。
[無痛分娩] 麻酔科の専門医の有無
無痛分娩では大きく2つの方法があります。
硬膜外鎮痛
硬膜外腔という背中の脊髄の近い場所に、局所麻酔薬という薬と、多くの場合それに医療用麻薬を加えたものを投与します。
子宮や腟、外陰部、会陰部からの痛みを伝える神経は、体の他の部位からの神経と合わさり、背骨の中にある脊髄に向かって集まります。 硬膜外腔という場所に注入された薬は、硬膜外腔の周囲の神経に作用します。 そして子宮や腟、外陰部、会陰部からの痛みを伝える神経をブロック(遮断)し、お産の痛みを抑えます。
硬膜外鎮痛法は無痛分娩のときのみに用いられる方法ではなく、一般の手術のためや手術後の鎮痛の目的で日常的に使われている方法です。 ただし、使う薬の種類や濃度は手術の場合とは異なります。
点滴からの鎮痛薬投与
この方法は、処置自体はとても簡単なのですが、鎮痛効果が弱いのが難点です。
副作用として、母子ともに眠くなったり、呼吸が弱くなったりする場合があります。
くめこは上の、硬膜外鎮痛という方法でお産しました。
この方法には専門的な処置が必要になるので、特に麻酔を使用するということもあり、
麻酔の知識がある先生がいる病院の方が安心できます。
くめこの担当の先生は麻酔科出身の先生だったので、わかりやすく丁寧に色々教えてくれました。
無痛病院病院選びまとめ
1.無痛分娩推奨の院であるか
2.緊急時の受け入れ体制は整っているか
3.麻酔科の専門医の有無
病院選びこそ、重要なキーポイント!
安心できる病院が、大事なお産をうまく乗り越える秘訣ですよ!
